あさき/愛のかたち 幸せのかたち

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―前提として―
―前情提要―

こんなとき
那个时候
僕はあまり器用な人間ではないので
因为我非成才之人
何も言うことが出来ない
无言以表
僕はあまり器用な人間ではないので
因为我是无能之人
何もすることが出来ない
一无是处

しあわせになる方法など わかるはずがない
迈向幸福的方法什么的 一无所知
僕には何の力も 知恵も ないからである
因为我既没有能力也没有智慧

今日も外は雨だ
今天外面也在下雨

もちろん 気の利いた
当然 心情还不错
素敵で洒落た傘など持ってはいない
却不再有精巧漂亮伞之类的了

ところどころ 小さな穴のあいた
到处都是坑坑洼洼的小泥坑
傘のようなかたちをしたものなら持っているけれど
曾经如同那伞形般温柔的爱情
せめて 僕なりの 精一杯の器用として
至少就让我竭尽全力地努力一回
それは誰かに 大切なひとたちにあげることにしている
那是因为无论是谁都有着重要的人存在

おそらくこれは 時として
恐怕这只是 偶尔
いんちきな感情の類なのであろうが
欺骗自己的感情吧
器用というと 僕にはこれくらいしか思い浮かばない
说起能力 我也只有这点程度了

そんな理由で
有着这样的理由
僕はいつもずぶぬれだ
我总是全身湿透

ずぶぬれ どろだらけ
全身湿透 满是淤泥

穴のあいた
坑坑洼洼的泥坑
傘のようなかたちをしたものをもらったひとも
拿着伞状物的人也
めいわくなのかな とは思う
很迷茫吧 这样想着
ありがためいわく というやつだ
真是倒添麻烦的东西

結局 みんな
结果 大家

ずぶぬれ どろだらけ
全身湿透 满是淤泥

わらえるだろう
可以嘲笑的吧
とんだわらい話だ
意料外的可笑

でも
但是
そんな姿を見て
看到了大家的样子

愛したひとが泣いた
爱过的人泪水潸然
愛してくれたひとが泣いていた
予爱的人哭断衷肠

僕はあまり器用な人間ではないので
因为我非成才之人
何も言うことが出来なかったし
无言以表
僕はあまり器用な人間ではないので
因为我是无能之人
何もすることが出来なかった
一无是处

このように
如此这般
いつでも なにひとつ 思い通りにはいかないのだが
一直都无法得偿所愿
それでも いつでも
虽然如此 一直如此
器用な人間ではないなりに
对于笨拙之人
真に 本当に
真的真的
心の底からこう思い 願っている
从心底这样想 祈愿着

明日は 晴れると良いな
明天 是晴天就好了呢


今日も雨だ
今天也是雨天
雨 のち 雨
阴雨连绵
ごくろうさま
疲惫不堪

「これで おしまい」
「到此 为止吧」

そっとしまう
悄无声息地坠下
浅く 深追いの指
轻轻地 滴落在指根深处

轍歩く
沿着轨迹
叢雲踏むが如く
如踏丛云而行
静かに
安静地
音も立てず
几无声息

見慣れた端の明かりの跳んで
熟视其灯火灵动
顔染め上げ
漾入脸颊
音響きもたてず崩れてしまう
未闻其声却已溅落
この瓦礫の先には
在这瓦砾的先头
何かあるのかな
究竟有着什么呢

何があるのかな
究竟有着什么呢

誰か 教えておくれよ
请谁 来告诉我一下吧

僕はあまり器用な人間じゃあないから
只因我并非成才之人
想像をすることが出来ないんだ
无法思索

ただ
只是

愛したひとが泣いた
爱过的人泪水潸然
愛してくれたひとが泣いていた
予爱的人哭断衷肠

指と指 触れてむつんで
雨滴轻轻擦过指间
擦れあう度に
在一次次的交错中
水位が増している
水位也增长起来

大空と遊び疲れてさ
与天空玩耍疲惫不堪
落ちては 声上げて
坠落而下 发出声响
弾けて 残るを仰ぐ
绽裂而开 折射着残像

何が言えようか
无言以表
こんな僕にいったい何が言えようか
对于这样的我以何而言

さよならをひとつひとつに 願いをさむ
愿望在一次次的道别中逝去
それぞれの夜漕ぎをへて 先に
经历过种种夜行的最后
手のひらに在る 立ち並んで
排列着滴落于掌中
ゆらり のぼり雨
轻轻摇曳 连绵之雨

道行きのほどの灯りか 明け残り
那破晓的残星 是否如同旅途之光
不安げな顔して
带着看似不安的脸
さざ波の音にあわせて消えていく
在那微弱的水波声一同消散
降り注ぐものと心通わせて
倾注而来之物与心相通

ひとり傘 ひとり黙して ひとり旅
独自打伞 独自沉默 独自旅行

雨宿り
避雨
そうか 僕は
是吗 我
雨にもなれず
既不适应雨
風にもなれずに
也不习惯风
このまま消えていくのだろうな
这样下去的话会慢慢消失的吧

僕はおそらく
我很害怕
そうやって消えていくのだろう
这么做会消失的吧
でも それが僕なのだからしようがない
但是 恰恰因为是我所以无可奈何

僕は決して器用な人間ではないので
因为我是个彻头彻尾的无能之人
それが良いことなのか 良くないことなのか
这究竟是好事 还是坏事呢
まったく想像もつかないが
即使完全无法去思考
ただ ひとつ言えることは
但是 还有着一句可说的话
それが僕なのだから しようがない ということだ
那就是正因为是我 所以束手无策 这样

ひとが変わることはないからだ
因为人是不会有所改变的
ひとは決して変わらない
人类是绝对不会改变的
変えること自体 馬鹿馬鹿しいように思う
能够改变的本身 就是非常荒谬的事
所詮 僕は僕でしかないからだ
反正 我也只有我而已

今日も雨がきつい日だ
今天也是大雨如注的日子
今日も風がきつい日だ
今天也是风起云涌的日子
今日も きつい日だ
今天也 是令人难受的日子呢

大空を泳ぎ疲れてさ
与天空玩耍得疲惫不堪
泣きながら落ちてくるのだもの
边哭泣边滴落下之物
誰が何を言えようか
谁来说些什么吧

愛したひとが泣いていた
爱过的人泪水潸然
何も言わずに
沉默无言

外は雨
外面下着雨

愛してくれたひとが泣いていた
予爱的人哭断衷肠

今日も きっと 明日も雨
今天 明天 都是雨天

さよならはひとつひとつ 輪郭をなし
轮廓在一次次的道别中模糊
それぞれ 確かに 大地となって
各自确实地融入了大地
手のひらの深みでくすぶる
在手掌的中心逗留
澱みを受け止める
盛接着积水

ささやかに光り 降り注ぐ素朴の
些小的微光 倾注而来的质朴的
思い詫ぶ逆波
托载着思绪的逆浪
大切なひと 大切なものがあり
有着重要的人 和所珍惜之物
それぞれが水漬くことはない
还未被水浸入

結果 そうであったとしても
结果 就算是那样
僕にとって
对于我来说
それは耐えることの出来ないことである
也是无法容忍的

小さくなった寄る辺に
在那小小的依靠之处
黙して願いの人形の
默默地将祝愿的人偶
掲げてひとつ ひとつ
一个一个悬挂起来

もつれるように 逃げるように消える
仿佛是缠绕在一起逃离般
雲に結いつけて
给即将消散的云上打上结
追いかけて 背中の音 たたみおく
背后追逐着的声音层叠夹杂

滑稽だろう
很可笑吧

でも
但是

そうすることで
这样做的话

明日は
明天
明日こそは
明天就会
晴れそうな気がしてさ
有晴天的气息了吧

今日も雨
今天也是雨天
ずぶぬれ どろだらけ
全身湿透 满是淤泥

明日は晴れると良いな
明天转晴就好了呢

―前提として 追記―
―前情提要 追记―

今日も雨
今天也是雨天

雨のち雨
阴雨连绵

ずぶぬれ のち どろだらけ
全身湿透 之后又 满是淤泥

ただ
只是

雨なのだから しようがない
因为下着雨 而没有办法
雨なのだから ずぶぬれ どろだらけ もしようがない
因为下着雨 全身湿透 满是淤泥 也没有什么办法

こんなとき
这样的时候

僕はあまり器用な人間ではないので 何も言えない
因为我是个笨拙的人 无言以表
僕はあまり器用な人間ではないので 何も出来ない
因为我是个笨拙的人 一无是处

ただ
然而

愛したひとを悲しませてはいけない
不要让爱过的人悲伤
愛してくれたひとを悲しませてはいけない
不要让予爱的人愁肠