あさき/白きを廻り 黒きの巡り

かならず 朝が来て
理所当然 早晨会到来

かならず 夜が来る
理所当然 夜晚会到来

それだけのことだ
仅此而已


ささやかに生きて
从卑微中诞生
ささやかに消えていく仄かの曰く
从卑微中消逝的模糊的姻缘

転がせば ころり
翻转滚动 辗转反侧
胡座の中
盘腿正坐

洗ってもこすっても とれない
无论清洗还是擦拭 都无法脱去
黒く白く まだらのここり
染上黑色白色 斑驳的心

ここに
于此处

幸せは在るのかな
存在着幸福吗
光は在るのかな
存在着光明吗
希望は在るのかな
存在着希望吗
未来は在るのかな
存在着未来吗

そんなことを思いながら
一边思索着这样的事

明日こそ目が覚めませんように
一边期待着明日不再醒来

そんなことを思いながら
一边思索着这样的事

目を閉じて
闭上双眼
骨だけの 夜の諠を渡り
感受骨髓深处传来夜的喧嚣
喉焼いて空の静かを汚し
让夕时宁静的天空染上污浊
来し方に還る
归还于过往

あまりにも白き
太过纯洁的白
にぎやかな風の渡るを見届けぬ
看不清吹来的喧闹之风
さらさらと鳴りをる小夜の重ねて
与哗啦哗啦的雨夜重叠
ひとり消ゆ
独自一人消逝

幸せの在処を教えておくれ
请告诉我幸福的所在
どこにあるのかな
所在何处呢
だれかがくれるのかな
谁能告诉我

教えておくれ
请告诉我吧

また明けて
又是一年
白化けに 風までも
就连风也 化作了白
行く先を告げる
告往知来

あんなにも 手繰し掛けて
没料想到如此 勾起回忆
悲しいことだ
真是悲伤

あと何をうしなう
之后还会失去什么
心の響きか
是心脏的涌动吗
慙愧の在処か
还是惭愧的所在
かくも脆き先に
在如此脆弱的未来中

今日も
今天也是

ひと ひと ひと
人 人 人

ひとの群れ
一群的人