あさき/空澄みの鵯と
水霜に濡れた星に手をそえて
霜露濡染星辰之际牵起你的小手
隣で眠るあなたの指に光を繋ぐ
一旁睡去的你的手指将星光相连
豁然とある景色はさ揺らぎに
豁然开朗的景色轻轻摇曳
凍みる指に息吐くことさえ 溜息と紛う
就连对着冻僵的手指呼气 也仿佛像是叹息
指の先あやす 二羽の鳥の仲睦まじきよ
用指尖轻轻哄弄 如同比翼之鸟般亲密
定まらぬ遠くを見て 滔々と揺れた
从无尽的远方眺望 睡眼朦胧
「ねえ 見て 手を握り返してくれるの」
「呐 看啊 我也牵回了你的手哦」
嬉しそうに笑う あなたの手は
你开心地笑着 握着我的手说道
あえかなる波の花に散り行く 斑の雪
这细雪 好似纤弱的纷飞花瓣
雀色時になって 迎えにいく蘖抱いて
残阳如血 迎接新生的枝芽
すれ違う日々は木立に透ける
擦肩而过的岁月在树丛中渗透
あと少し もう少しだけでいいですから と願う
再驻留片刻 只消驻留片刻便好 地祈愿着
蒼見えぬ木下闇 羽ばたく強さを
树荫遮蔽苍天下 羽翼茁壮成长
風の道抜けて 白日の二つに手を差しのべ 彼方
穿过坎坷的道路 向光明的彼方伸出双手
明かり瞬きてはじめて 人は笑い
直到初见光明的那一刻 人们笑着
幸せの意味に気付く
发现了幸福的意义
林立の光の木々
光辉洒满林立的树木
かき分けて見つけものが
才能清楚地看见
舞いきて擦れ違う
鹎鸟的错落飞舞
広がっていく白 畳なわる羽が
一望无际的白 层层叠叠的羽毛
吾子の声と昇る 静々
和孩子的呢喃声一同升起 悄然地
ただ手を握り 問わず語り
只牵其手 无需言语
彩なす莞爾に花舞う
落英缤纷点缀莞尔笑容
虚空の深い吐息にかき消されていく
消逝在大空中深呼吸中
篠尽く雨去りし後
突如其来的阵雨过后
麗ら仰ぎ 人は知る
仰望晴空 人们知晓
幸せの在り方を
幸福的所在